体外衝撃波治療について

体外衝撃波治療には 拡散型 と 集束型 があります。

どちらも全国的には導入している医療機関はまだまだ少なく、

特に集束型に関しては山形県全域でもわずかしかありません。

施術風景(足底腱膜炎)

体外衝撃波治療とは

衝撃波とは、音速を超えて伝わる圧力の波のことです。

連続性の圧力波である衝撃波を皮膚の上(体外)から患部に照射する方法で、痛みを感じとる自由神経終末という部分を変性させ、痛みを伝える物質を減少させたり、組織再生因子の増加や血管の再生を促進させたりすることで治りにくい慢性的な痛みを改善する治療です。

ヨーロッパより普及し、欧米では低侵襲ながら有効な治療法としてスポーツ選手を中心に、整形外科領域の腱付着部障害や骨性疾患において使用されている除痛装置です。

副作用がほとんどなく、安全な治療法として推奨されています。

  • アプリケーター2

治療の特徴

① 痛みの軽減をサポート
衝撃波が痛みを伝える神経へ作用し、慢性的な痛みの軽減が期待できます。


② 組織の修復を促進

患部に適度な刺激を与えることで血流や細胞の働きを活性化し、腱や靱帯などの修復を促します。


③ メスを使わない低侵襲治療

手術の必要がなく、身体への負担が少ない治療です。


④ 外来で短時間に治療可能

1回の治療時間は約10~15分程度。入院は不要で、治療後はそのまま帰宅できます。

治療の有効な痛み・疾患


足部 :足底腱膜炎、アキレス腱炎、アキレス腱付着部炎

膝 :膝蓋腱炎

肘 :上腕骨外上顆炎(テニス肘)

肩 :石灰沈着性腱板炎

骨折 :偽関節、疲労骨折

その他:早期の離断性骨軟骨炎、肉離れなど…


※上記以外の症状や疾患についても、体外衝撃波治療の適応となる場合があります。お気軽にスタッフまでご相談ください。

拡散型・集束型体外衝撃波では何が違う?

拡散型・収束型衝撃波_焦点比較

左側:集束型 右側:拡散型

体外衝撃波治療には、拡散型と集束型の2種類あります。

拡散型体外衝撃波

拡散型は空気圧による衝撃を与える事で、筋肉や腱などの浅い部位に広範囲に効果をだします。

皮膚から浅いところに一番エネルギーを与える事ができ、深部にかけてエネルギーは小さくなっていきます。

そのため、筋肉や腱の痛みで、原因となる部位が皮膚から浅い場合や広範囲の場合に優れていると考えます。

使用症例:肩こり、腰痛、アキレス腱炎、肉離れ(瘢痕組織)足底腱膜炎、膝蓋靭帯(ジャンパー膝)、上腕骨外側上顆炎(テニス肘)、肉離れ等


集束型体外衝撃波 (保険外治療)

集束型は1点に高いエネルギーを集中させることで、ピンポイントに痛みの原因となっている部位に効果を出すことができます。

治療したい部位の原因がピンポイントである場合や深部にある場合などに効果をだします。

また、なかなかくっつかない骨折(偽関節)では集束型体外衝撃波が優れています。

使用症例:疲労骨折、骨壊死、アキレス腱炎、肩石灰性腱炎、足底腱膜炎、膝蓋靭帯(ジャンパー膝)、上腕骨外側上顆炎(テニス肘)、上腕骨内側上下縁(ゴルフ肘)、偽関節、離断性骨軟骨炎等

 治療をご希望の方へ

  • 当院通院中の方は、主治医へお申し出ください。
  • 新たに当院へいらっしゃる方は、担当医より治療が適応になるか診察・検査を受けていただきます。
  • 照射に係る診察・検査・治療は全て予約制となります。

 副作用やリスクについて

 まれに腫脹、発赤、血種、点状出血、疼痛、コルチゾン治療を受けた部位での皮膚損傷などが起こる可能性があります。

 治療に係る費用について

 2026年7月現在、集束型体外衝撃波の保険適用疾患は 難治性足底腱膜炎のみ です。

その他の疾患につきましては、保険外診療(全額自己負担)となります。


  難治性足底腱膜炎の場合
  
  ※難治性とは初診日より6ヵ月経過した時点のことを示します。

1割負担の方 5,000円
3割負担の方 15,000円

健康保険適用 照射3回分

※「照射は3回で終了」となります。

他対象疾患の場合(保険外診療) 全額自己負担

通院1回目 医師診察+必要検査
通院2回目

照射1回目実施

消費税込 9,000円

通院3・4回目

照射2・3回目実施

消費税別 8,000円

通院5回目

医師診察+必要検査

(治療効果確認に関する診察・検査)

※「照射は3回で終了」となります。3回以上の照射ご希望の方は、スタッフにご相談ください。